陰毛大臣

人間オタク

鬱に効く考えは感謝で合っているのか

僕の学校で話す人は女の子しか居ない。

「お前、いつものやれよ」

女の子は本当に可愛いくて素敵だ。

「な、なんですかいつものって」

どうして男とこんなに容姿の差があるのだろう

「いつもの」

でも女の子はいつも僕の事を馬鹿にする

「早くやれよわかんねえのか?」

全然意味わからない事を言ってからかってくる

「クソザコキモオタク」

違う!

「ぼっ僕はオタクじゃないから!!!!!!」

 

 

喧騒、またやっちゃった。

「ギャハハハハハハハ!!!!」

「激サムなんだけど〜!?」

「ほんっとお前クソキモいな。」

 

 

「.....お前、チンコ出せよ」

「い、嫌です」

「オラ早く。」

「蹴られたいのか、また?」

 

「すみません。」

僕はいつも女の子達の言う事に逆らえない。

 

「汚ねえチンコだな!」

僕は女の子の1人に陰部を露出した瞬間に股間を脚で蹴り上げられた。

言った事と違う。痛い、痛いよ。

 

「オタクはちゃんと風呂に入れ!」

 

 

 

僕にとっての女の子は、爆弾だ。

美しい見た目なのに

いざ関わってみると僕の心にも身体にも痛みを与えてくる。

全然知らなかったよ。

 

 

「お前が死んでも悲しむ奴なんて居ないんだよ。」

ある日女の子の1人がこんな事を言った。

 

この時こんな事を思った。

違うよ。僕が死んだら親が悲しむ。僕は友達は居ないけれど大切にしてくれている人は確かにいる。僕は幸せだ。

 

いつしかこの考えを支えにして生活するようになった。

それから何年の時もすぎ僕は大人になった。

僕はあれから女の子と話した事は数える程しかない。

 

 

ある日会社の同期と小話してたら送迎のバスに一本乗り遅れてしまった。


ああ幸せだな、同期と話せる仲になれてよかった、いい職場だ。ツイッターにでも書こうかな。

 

しかしそんな時ふと我に帰ってしまう。
これでいいのか
こんな幸せで本当に満足しているのか
圧倒的な何かが本当は欲しいんだ。
圧倒的な何か
何か
愛なのか強烈な思い出なのか
わからないけど


まだ居たんだお前。
平和で腐りかける事にまだ怖がってる自分が踞ってる

純粋なお前。
お前はいつも帰ることはない、目立たないように構って欲しそうにずっと踞ってる。

 

感覚でわかるけど帰る事は一生ないんでしょ。

どうすればいいの。

え、本当に僕は幸せなの?