陰毛大臣

人間オタク

三歩歩くと忘れる男(後編)

記事前編より、立川の手コキマッサージで金を次々取られた俺は反省して居たはずだった。

 

2016年の12月ごろだったろう、帰宅時に寝ていたら南越谷に居た。そして終電をここで無くした。

 

南越谷で終電を逃した時の毎回のムーブは

牛丼屋が見える駅近の銀行の入り口で横になって寝る、だ。

 

ただこの日は過酷だった。あまりの寒さに3時ごろ起きた俺はガタガタガタガタ震えながら起きて始発を待つしかなかったのだ。

 

 

 

そんな時現れるイラン人

 

 

 

「マッサージあるよ」

「終わったら寝てていいよ」

俺は金を取られたくない気持ちと寒さと戦い、遂に押しに負けてマッサージに懲りずに入ってしまった。

 

3千円で入った。

 

そして前回と同じ様にマッサージが終わった後抜きの時間が始まる。

俺はバイなのかよくわからないがよくちんこが立つ方なのだが、俺を招いてマッサージしたイラン人は40代くらいのおばさんだった。

「裏のカワイイ子呼んでおっぱい触らせてあげるから3千円...(ここで俺のちんこをみる)」

立っている

「(ワタシデモ行けるのでは?)」

そんな感じで俺の返事を待たずにババアは続投、俺は追加料金を払いつつ40代イラン人のおっぱいを揉みながら手コキで果て、サービスが終わった。

40代イラン人は俺のタイプには全くカスリもせずこれ以上の事をお願いしてみる気力も湧かなかった。

結果抜きあり3千円と言われて入って1万円近く取られた。

 

 

夜が明けゆくベッドの上でもう行かない、在日マッサージは絶対どこもサービスに金が釣り合ってない。2度目にしてそう確信した。

 

 

 

 

そう俺は反省をして居たはずだった。

 2017年12月の事だ

俺は麻雀の勝ち分の借金が帰ってきて一気に5万円の収入が入った。

「この金はみんなの為に使おう」

そんな事をみんなにドヤ顔で話して居た。

 

 

その5万円を得た日、外出先を出るのが遅くなってしまって赤羽で帰りの電車が終わる事になっていた。

 

男は解ると思うが夜は性欲が高まる。

 

1万円くらいいっか。1万円くらい風俗で使っていいか?

 

そんな気持ちで赤羽の本サロをネットで調べつつ赤羽駅の改札を出た。

 

出た時に柱の所に立ってた韓国人女性と一瞬で目が合った。

「マッサージ、マッサージマッサジ、気持ちいい事するよ」

一気に捲し立てられるように話しかけられた。

そしてこれがよくない事に韓国人女性は30代くらいだが綺麗で結構タイプだったのだ。

 

「誰が出るかわからない本サロに行くよりこの女にワンチャンをかけてもいいんじゃないか」

 

今まで俺がどれだけ予算より取られたかを忘れていた”ちんこ”の俺はサクサク応えてマッサージ屋に入ってしまった。

 

 

抜きあり5千円の約束で入った。

マッサージが終わり、抜きの時間になった。

 

「今と朝2回抜いてあげるから5千円」

いつものだ。俺はやっぱり約束を破るのか、とがっかりしながら5千円を払った。

その後下着一枚になってくれた韓国人は

「おっぱい揉んであげる、キスしてあげる」と言い、俺は5千円を払い、

 

おっぱいを揉んだがキスをする前に

「フェラもしてあげる、おっぱい舐めていいよ」と言われた。

俺は今までの手コキマッサージ屋でしたエッチな事はおっぱいを揉むまでしかなかった俺はこれにワンチャンを見出していた。

少し渋るそぶりを見せながらも5千円を払った。

 

しかし払い終えた瞬間

 

「もう1人可愛い子呼ぶよ1万円」

と今度はいつもの1人呼ぶ流れを出してきた。

 

但しここまでで既に1万5千円を払っていた俺はこの韓国人がタイプだったこともあり「要らない」と思い、お金を一気に出し渋った。

 

 

しかし韓国人は俺が金を出すまで全く続きをしようとはしなかった。

 

値切った俺は5000円を払う事になったが、その時財布に5000円札がなかった。

1万円を払い、お釣りを探している間に2人目の韓国人が来た。

 

韓国人2人は何故かお釣りを渡す事をうやむやにしながらちんこを扱き始めた。

 

そして

フェラチオしてあげるから5千円」

とさっき払ったのを忘れたかのように次の金をねだり始めた。

 

俺は臨時収入の5万円の内の2万5千円を失っていた。これ以上は一円も払いたくない。

「5千円!(ちんこを扱きながら)」

「嫌だ!」

「5千円!(ちんこを扱きながら)」

「嫌だ!ちんこ扱くのやめて。」

「5千円!(ちんこを扱きながら)」

「嫌だ!イクから」

「5千円!(ちんこを扱きながら)」

「嫌だ!(こんな射精は嫌だ!)いくっ!」

 

世界一嫌な気持ちで果てた。

韓国人が精子を拭きながら

「キミの子孫カワイソw」

と言ったのをよく覚えている。

 

その後韓国人2人は

「私達これから居酒屋行くけど君も来る?」

と言った

「君の分は出さないけど」

と。

俺から2万5千円を取ったコリアンは俺を置いて居酒屋へ行った。

 

 

 

今すぐこの場から逃げ出したかった。

 

 

 

次の朝、起きるとちんこのところに韓国人が居た。

「5千円。」

「嫌だ」

「じゃあ辞めるよ。」

 

と朝韓国人は抜くのすら辞めた。

 

 

結局韓国人はおっぱいしか揉ませてくれなかったのだ。

 

 

 

 

俺はもう在日マッサージはこりごりだ、と朝の赤羽を駆け抜けた。

 

 

 

おわり