陰毛大臣

人間オタク

月のうんちく

「元日に満月になって風情があるね。」

 

「月の模様って何をしてるように見えるかい。」

 

「なんだろう、うさぎが餅ついてる?かな、蟹って言う人もいるけど。」

 

「僕にはね、うさぎと亀がボール遊びをしているように見える。 ボールの中には沢山の幸せが詰まっていてみんなが寝ているうちに明日の幸せを世界中に落としているんだ。」

 

「ねぇ日本じゃない国で見た月って違う模様に見えるの?」

 

「いいや、それが同じに見えるんだ。どこからみても世界のみんなの頭上にはおんなじ月がある。」

 

「素敵だね。なんだか思い出したけど私、小学生の時に先生に  なんで月は追いかけてくるように見えるの?  って聞いた事があったの。そしたら先生に  何それ  って言われちゃった。大人になった今、何それって私も思った。子供にしかわからない感覚があるんだね。」

 

「”大人”ってなるものだと昔は思っていたけれど自然となっているものだったね。でも僕なら絶対に子供の頃の感覚を忘れない自信がある。君の事をいつでも子供にしてあげられる。」

 

「やっぱり智弘君って不思議で面白いね。でも子供の時の何かを知った時の感動、上下に大きく揺れる感情。思えば1番充実してた時、智弘君と居たらまた経験できそうな気がしてきた。」

 

「ねえ陽菜、月が幸せを落としてきてくれたみたいだ。僕の手を見て。」

 

「え?これ、指輪?」

 

「うん、2018年君ともっと一緒に居たい。 俺と、 俺と結婚しよう。」

 

 

「....くさいからよかったらまたプロポーズ出直してきて。」

 

「月って何で同じ模様にいつも見えるかと言うとまず月の自転と公転の周期が同じでそれで」

 

「月の話題から離れてくれ」

 

 

 

 

おわり