陰毛大臣

人間オタク

授乳手コキは危険

「誰だよ」

 

 

ヒリついた空気の中で俺は言葉を放った。

 

 

「誰だよ合コンにあやまんJAPAN研修生呼んだの」

 

 

 

 

「僕が呼びました。」

丸メガネの細身の男が名乗りでた。

 

「今回の合コン明らかにメンツが弱いし少しでも場を盛り上げようと気を遣ってあやまんJAPANユースを呼びました」

 

余計なお世話だ。

 

あやまん研修生は既にブラジャー意外全ての服を脱いで正座している。彼女のお腹は相当に膨れているので妊婦なのだろう。

 

「ねぇねぇおっぱいも見せてよ。」

あやまん研修生へ話しかける隣の男

「むちゃくちゃ恥ずかしいからやだ。」

 

「それより早く乾杯しよ?かんぱ〜い!」

 

あやまん研修生のゆるい掛け声に合わせてコールして飲み会は始まった。

 

 

 

 

 

 「山手線ゲームしない?」

たわいない世間話にしびれを切らしたあやまんJAPAN研修生がそう切り出した。

 

「いいね」

「じゃあ言えなかった人がテキーラショットで一杯ね!」

「ええキツくない?」

「それくらいが丁度いいの!じゃあいくよ、山手線ゲ〜ム!misonoの歌う曲名」

パンパン

「......」

 

「あやまんユースの負けだね、」

「くぅ〜!負けました!それじゃ一杯いきまーす」

 

あやまんJAPAN研修生は自爆して勝手にショットを飲んだ。

 

 

「あー!自分が妊婦なの忘れてお酒飲んじゃった!!」

 

 

 

 

同時に丸メガネが唸りだした

 

「むちゃくちゃお腹が痛いよ~」

 

「大丈夫?何か悪い物食べた?」

「悪い物食べたかな。強いて言えばあやまんユースさんに出会った時に授乳しましたけども。出会って即授乳手コキしてもらいました、」

 

「ダメだよ授乳は、母乳には大人の人が消化しづらい乳脂っていう成分が含まれてるからお腹壊しやすいよ。」

ほしのあきに似た女。

 

「あー!!私もお腹が痛い!むちゃくちゃお腹が痛い!」

 

あやまん研修生がまたも叫び出した。

 

 

 

「痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!

痛い!痛い!痛い痛い!痛い!痛い!痛い!................生まれるッ!!」

 

 

 

「.....ンゴォ...オンギァァァァァァァァ!!!!」

 

 

 

 

 

 

生命の誕生だ

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり